妹から父宛てに届いたのは、福砂屋の手作り最中(もなか)。
初めて妹が買って来た時、父がとっても喜んでみせた為、妹は父が気に入ってくれたと勘違いしたらしい。
以来、何か特別な時に妹は父へ福砂屋の手作り最中を贈るのだが・・・父は妹が作って食べさせてくれるから嬉しいのであって、自分で作って食べるのは面倒臭いのだ。
お蔭様で何度目かに贈られてきた手作り最中を見た父の一言は・・・飽きた。
父は確かに最中のような餡子ものが大好きだ。でも、面倒臭がりでもある。
妹が父に作って食べさせるのなら、福砂屋の手作り最中は父にとって最高の贈り物なんだけどな。大好物であっても、相手の性格まで考えて贈らないと飽きたり、面倒がられたりすることもあるんだな。気を付けようっと。
ちなみに、私が作って食べさせることもできなくはないのだが・・・困ったことに食べるタイミングが合わないし、合わせる気もないので、ただ黙って観察しているだけです。ごめんね、お父さん。
福砂屋の手作り最中、超美味しくて、人気なので、私が美味しく頂いております。